映画

『ブレイキング・バッド(breaking bad)』ハンクの異動先 エルパソはどんな街?

海外ドラマ史上最高傑作と言われる『ブレイキング・バッド』を観たことがあるだろうか。

余命宣告された大学化学教師、ウォルターホワイトが家族に遺産を残すためにメス(覚せい剤)の製造に手を染めてしまうドラマである。初めはある程度の金を作ったら足を洗うつもりでいたが、様々な事情で辞めることができず最終的には完全に悪に染まっていくのであった。

そんな主人公ウォルターホワイトの義弟、ハンクシュレイダーは麻薬取締局の捜査官である。ハンクはある日、麻薬捜査官としての功績が認められメキシコに隣接する都市・エルパソへの異動が命じられた。

しかし、エルパソで国境警備の仕事をしていたある日、死に直面するトラウマになるような事件に出くわした。その出来事があって以降、陽気な性格だったハンクはうつぎみになり家族と話すことさえ拒むようになる。

あんなに陽気だったハンクの性格を一変させた都市……..「エルパソ」

今回私はそのメキシコに隣接する都市『エルパソ』について調べてみた。

 

  メキシコの隣接都市『エルパソ』とは

エルパソの治安について

まず、エルパソがアメリカのどの位置にあるか確認しておこう。

アメリカのテキサス州に位置しメキシコの真隣にある。人口はおよそ65万人(島根県くらい)ほどののどかな街である。

エルパソは隣接するメキシコの都市「シウダーフアレス」からの不法移民が多く滞在しているためかなり治安が悪い都市として知られていた。だが、現在は治安が劇的に改善したという。

夜のダウンタウンに行かない限りは危険な目に遭うことはないらしい……

 

ただ、ひとたび国境を越えてしまうと状況は一変する。メキシコ最大の面積を誇るチワワ州にあるシウダーフアレスはかなり危険らしい。

チワワという可愛いネーミングに騙されてはいけない。シウダーフアレスは麻薬カルテルが仕切る非常に危険な街なのである。

では、一体どのくらい危険な街なのだろうか。

麻薬カルテルの街『シウダーフアレス』

『シウダーフアレス』という名を耳にした時に、どこかで聞いたことある気がした。

実は映画『ボーダーライン』の舞台になっている都市である。『ボーダーライン』では麻薬カルテル同士の抗争で、敵の遺体を橋の上から吊るすという酷い描写があった。平和ボケしている我々にとってはありえない光景だがシウダーフアレスではそれが日常だという。

ただ、その抗争は2008年頃から発生し2010年にピークを迎えたという。原因はフアレス・カルテルとシナロア・カルテルという2つの麻薬カルテルの間でアメリカへの麻薬輸送ルートの支配権を巡り戦っていたのだ。

年間3000件もの殺人事件があり警察でさえも報復を恐れてまともに捜査できないという。下手に捜査を続けると殺されてしまう。そのため99%の犯罪は罪に問われることはなく、まさに無法地帯になっていた。

現在は年間3000件あった殺人事件が年間300件ほどに落ち着いているという。(それでも日本の殺人事件発生数に比べたらかなり多いのだが….)

 

今回はエルパソと隣接する都市シウダーフアレスについて紹介した。どちらとも以前よりはかなり落ち着いており治安も改善しているという。

ただ、もしもこれらの都市に足を踏み入れるなら「身に危険が及ぶかもしれない」という考えを常に頭の片隅に置いておく必要があるだろう。