リオのスラム街で生きる若いギャングたちの抗争を描いた2002年公開のブラジル映画「シティ・オブ・ゴッド」
この映画は事実に基づいたものでありブラジルのスラム街「ファベーラ」が題材となっている。
22日放送の「クレイジージャーニー」では丸山ゴンザレスさんが現地に赴き「ファベーラ掃討作戦」の様子を取材していたが、彼らはギャングというより軍隊といった感じで銃も完全武装していたことに衝撃を受けた。
ファベーラって言うマフィアを逮捕するみたいな目的の取材で出てきた銃たち。いや、カッコよすぎるw
M4A1だっけ?まだ、サバゲー勉強中だからわからんなw誰か教えて!#銃 pic.twitter.com/tgHxIIQaDx— KIRA/バトオペ初心者 (@KIRASORA_77) 2018年11月21日
今回は、そのギャングの街「ファベーラ」がブラジルのどこに位置するのか?どのような生活をしているのか?どのくらい治安が悪いのか?まとめてみました。
ギャングの街『ファベーラ』とは?
「ファベーラ」はブラジルのどこ?
ファヴェーラは、ブラジルにおいてスラムや貧民街を指す言葉です。特定の街を指す訳ではないそうです。ブラジルは貧富の差が激しいため大都市の郊外にファベーラが点在しており、中でもリオデジャネイロのファベーラがもっとも有名と言われています。
「ファベーラ」に住む人々の生活
ブラジルの都市、リオでは4人に1人がファベーラに住んでいます。彼らの住居は政府から許可を得ないで建てられているため住所というものが存在しません。さらに建物は狭い敷地に建てられ、一軒一軒が非常に立て込んでいるのが特徴です。
インフラが整っていないため衛生面も非常に悪く下水処理や病気に困っているそうです。さらに、街に電気が供給されないため付近の電線を勝手に引き盗電してまかなっています。
https://t.co/tTF0NswD7O リオの悪い治安を作り出す根源といわれるファベーラ。その最大の「ホシーニャ」を歩いた写真特集16枚。写真は違法に電柱から電線を引いている様子。もはやアートです・・・。 pic.twitter.com/WaJrn2rKV1
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2016年1月17日
それにしても4人に1人がこんな生活を送っているなんて考えられないですね。世界ではこういう国が山ほどあると考えると日本に生まれてラッキーだな〜と感じます
『シティ・オブ・ゴッド』の題材となったファベーラ

映画『シティ・オブ・ゴッド』ではファベーラが舞台となっており、スラム街の現状を物語る衝撃的な内容となっています。
「シティ・オブ・ゴッド」では4〜12歳くらいの子供たちが麻薬に手を染め、強盗を繰り返し、人を殺す。彼らにとっては”生きる”ということが最優先であり、そのためには他人から奪わなければならない。
そういった日本じゃあり得ない現状がファベーラには今尚存在しています。
ファベーラはどのくらい治安が悪いのか?
ファベーラの治安は日本の貧困地域の比にならないほど悪く殺人事件発生率(人口10万人当たり)は日本の約90倍に達しています。都市部では窃盗、ひったくり、殺人、強盗、強姦、誘拐などが日中でも絶えず行われています。
殺人:約28倍
強姦:約25倍
歩行者強盗:約1,500倍
自動車強盗:約1,700倍
住宅強盗:約120倍
上記はブラジル連邦直轄区の犯罪発生率(日本との比較)
これがブラジルファベーラの現状です。この数字ありえないですね。こんな日常があるとは想像もできません。
まとめ
いかがだったでしょうか。これが我々日本の真反対の国、ブラジルで起きている現状です。平和ボケしている日本では考えられないことだらけです。
ただ、彼らは明日食べるご飯も生活するお金もないような生活をしている訳であって、「生きるために犯罪を犯さなければならない」状況にあるわけです。犯罪は当然認められないことですが仕方のないことなのかもしれないと、私自身思っちゃいます。
