お笑い

【総評】Ⅿ-1 2018最速レビュー!感想やTwitter民の反応も

とうとう平成最後のⅯ-1 2018が幕を閉じました。今年も新しいスターが誕生して感動的なフィナーレとなりました。

今回私は出場コンビ一組一組を自分自身が審査員となって感想と個人的な点数を書きました。
自分の中での優勝も決めながら『Ⅿ-1 2018』の感想を述べさせていただきたいと思います。

恐らく最速!

 

 

 

 

 

残念ながら当ブログで取り上げた『金属バット』『マヂカルラブリー』の決勝への進出は決まりませんでした。特に『金属バット』は個人的なイチオシコンビなので今後も追っていきたいと思います。

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 見取り図

結成 2007年5月 ボケ:リリー(右) ツッコミ:盛山晋太郎(左)

普段の会話で話してそうなことを漫才にしているというような自然体なネタ作りが特徴。

賞レースではあまり優秀な戦績を収めてはいないが、Ⅿ-1が初めての優勝ということになれば伝説になるだろう。

ネタの視点が独特なので、ハマった時の爆発力はとてつもないポテンシャルを秘めている。

自然体なネタが特徴的なのでトークも必然的に面白い。

メディア露出が増えてトークで売れっ子になっていく可能性も十分にあり、今回のⅯ-1グランプリのダークホースでもあるといえるだろう。

Twitter民の反応

コメント

立ち位置左でツッコミの盛山は準決勝で敗退した『金属バット』友保の中学の同級生。という豆知識は置いといて、「彼女が欲しい。」「いい子を紹介するよ、ただし子供がたくさんほしい。」「300人」「ししゃもか!」的なみんなに想像させてそれを上回る衝撃で笑いをとり、それに対して的確でキャッチ―なツッコミをするというポピュラースタイルなのだが、漫才内に誰も知らないような人物を入れて後で「誰やねん!」と回収していくスタイルは斬新で面白いと思った。伏線を回収するまでの前半がノーマルだったのが残念。

85点

スーパーマラドーナ

結成 2003年 ボケ:武智正剛(左) ツッコミ:田中一彦(右)

Ⅿ-1ではもうお馴染みになったコンビ。

意外に芸歴が長いことに驚くが、それ相応の安定感があり、なんと4年連続での決勝進出。

二人のキャラクターを生かしたネタであるが、田中は実生活でもクズらしい。(笑)

一度は解散したコンビだが、武智が田中に再アプローチしてそこから今の活躍につながっている。

田中は今の奥さん(めちゃ美人)からも何年にもわたりアプローチされ続け結婚したというエピソードもあり、クズ特有の超絶人たらしである。

爆発力さえあれば優勝筆頭候補。

Twitter民の反応

コメント

『隣の人がやばい』という設定で田中のキャラを生かした安定感のあるコント漫才。個人的には確かにベテランとしての安定感はありⅯ-1決勝に連続で出ている実力派示しているのだが爆発力が今回も無かったと感じた。芸歴15年目で今回がラストイヤーだが、今までのスタイルを少し変えてイチかバチかなネタを作ってもよかったと少し惜しい印象。

87点

 かまいたち

結成 2004年5月 ボケ:山内健司(左) ツッコミ:濱家隆一(右)

キングオブコントの優勝経験もある超実力派コンビ。(にゃんこスターにある意味奪われた。)

豆知識として、濱家の身長は187センチという超高身長。さらにマジックも芸能界随一の腕前。キングオブコントのあのネタはこういう理由で出来たのかと納得。ボケの山内はめちゃめちゃ猫好きで6匹も猫を飼っているという。

設定はオーソドックスだが、山内の異常さが徐々に見えてくるネタ、最初から山内が異常なネタとどちらにしても山内は変態である。

史上初のⅯ-1、キングオブコントの二冠を目指す。

Twitter民の反応

コメント

ノーマルな「タイムマシーンで過去に戻ったらいつに戻る」という設定からかまいたち特有な山内の変態漫才を繰り広げていった。タイムマシーンを使うというダイナミックな規模とは違いまるで昨日の夕飯の話を話しているかのような日常間のあるストーリー。最初から最後まで山内の変態さを引きずっていったらしい漫才だった。審査員の点数も高いので決勝ラウンドに進んだときにどれだけ爆発できるかが重要。

89点

 ジャルジャル

結成 2003年4月 ツッコミ:福徳秀介(右) ボケ:後藤淳平(左)

言うまでもなく実力派コンビ。

テレビでも売れっ子だが、漫才やコントを怠らずに初心を忘れないところに好感が持てる。

シュールな芸風でしつこくしつこく同じワードで笑いをとるのだが、去年のマヂカルラブリーしかり、Ⅿ-1ではシュール、異端な漫才は評価されにくい。

今までの反省点を踏まえて、シュールな芸風に何を付け足してくるかが優勝の鍵。

Twitter民の反応

コメント

もうジャルジャルの漫才は『ゲーム漫才』とでも名づけようか、そのスタイルで固定されている。十代の中高生に真似するような人が続出しそうな漫才。今回は『国名分けごっこ』という新しいゲームを漫才で披露していた。『国名分けごっこ』は例えば福徳が「アメ」といったら後藤が「リカ」というような二人で国名を完成させるゲームである。学生時代のおふざけな笑いを表現するのがとてもうまいジャルジャルは今回も十代に限らず大人の青春時代を思い出させるような懐かしい漫才で高得点を得た。最終決戦への進出。

92点

 ギャロップ

結成 2004年1月 ツッコミ:林健(左) ボケ:毛利大亮(右)

吉本芸人100人が選ぶ解散しそうな芸人1位にも選ばれたことがあるコンビ。

どうみても髪の薄い方(林)が目立つであろうコンビだが、実は相方の毛利がやばい。

「関西一イタイ芸人」の呼び声も高い毛利には数々の『自称スーパースター伝説』が存在する。

女の子とバーに行くときはフライデーが怖いからタクシー2台で行くそうだ。

また、街中では浜崎あゆみバリのどでかいサングラスをかけて歩く。

キャラが濃い二人なので、これを機に露出する機会が増えてバラエティでも活躍する姿が見たい。

Twitter民の反応

コメント

他の決勝進出者に比べてテレビ等でのメディアが少ないギャロップだが、初の決勝進出だが落ち着きがとてもあり個人的にめちゃめちゃ面白かった。ちなみに初登場だがラストイヤー。ハゲている方がツッコミをするのだがとても好感が持てるようなツッコミで、同じくハゲているからではないのだが『ブラックマヨネーズ』の小杉に似ている印象。そこまで審査員の点数は高くなかったのだが今後の活躍に期待。

90点

 ゆにばーす

結成 2013年4月 ボケ:はら(左) ツッコミ:川瀬名人(右)

キャラが濃い漫才コンビ。一度見たら絶対忘れない。

実は結成して間もないのだが、THE MANZAIでは2013年に結成3か月にもかかわらず認定漫才師に選ばれてる。(最速記録)

ネタを作る文学部卒の川瀬名人は約1年ホームレスを経験したという、これまた異質な経歴。

結成10年以内という出場条件がⅯ-1にはあったが、現在では15年以内に代わり、若手とは言い難いコンビも出ている現状である。

ゆにばーすはその点でまだまだ若く、賞レースでも数々の成績を収めてきており、優勝候補として挙げれらえる。

Twitter民の反応

コメント

見た目だけでわくわくするコンビ。男女コンビなのでカップルと思われがちという特徴を入り交えた漫才が特徴。ゆにばーすのはらはキャラ芸が特徴だが途中でこってこての落語のようなしゃべくり漫才をしていて新しい一面が見れてにやにやしてしまった。後半戦の最初ということもあり観客があんまり温まっていなかった印象。観客の笑いの少なさにもつられてか点数はこれまでで最下位。個人的にとても好きだったので、タイミング次第では高得点も狙えたのではないかというようなちょっと個人的にも悔しい。

90点

ミキ(敗者復活)

結成 2012年4月 ボケ:亜生(左) ツッコミ:昴生(右)

今回のⅯ-1グランプリで敗者復活戦で勝ち上がったのは実力派兄弟漫才師『ミキ』。
今回は敗者復活という形で昨年に続き決勝進出し優勝を目指す。テンポの速い漫才が特徴。

Twitter民の反応

コメント

「兄ちゃん怒らんで聞いて」から徐々に何を?を引き出していって「履歴書ジャニーズに送った」という倒置法を用いたボケの掴み。テンポがよくこれぞ漫才という漫才だった。兄弟の背景を利用した「ちっちゃいころの夢いいや!」「スマップに入りたい!」のようなフリオチもあり、さすが敗者復活を勝ち抜いて実力派という感じ。しっかりとしたしゃべくりで好感が持てる。松本人志さんのコメントを引用すると「今日の空気に合っている。」がまさに的を得ている。

93点

トム・ブラウン

結成 2009年1月 ボケ:みちお(右) ツッコミ:布川ひろき(左)

全くテレビで見たことがないトム・ブラウン。

今回決勝に進むコンビで唯一よしもと所属ではない。(ケイダッシュステージ)

見た目からもわかるようにめちゃめちゃの個性派。

つい数日前まで、観客0人の前で漫才をしたという超アングラ芸人。

マヂカルラブリー枠といわれているが、去年のマヂカルラブリーのようにどう転んでもテレビ露出が増えることは間違いない。

シュール漫才には爆発力があるので、本番で吉と出るか凶と出るか。

上沼恵美子のコメントに注目。

Twitter民の反応

コメント

去年のマヂカルラブリーの枠を今回引き受けた「異端漫才」。ツッコミもボケも落ち着きがないのでカオスな漫才になっていて前半は「これはやばいんじゃないか」という不穏な雰囲気があったがずっとくだらないことをやっているうちになぜか笑いが出てくる。継続的に売れそうな気配が全くなかった超アングラ芸人だが自分たちのスタイルを貫き得点は意外にも高得点。惜しくも敗退してしまったが知名度のアップは計り知れない。

85点

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 霜降り明星

結成 2013年1月 ボケ:せいや(左) ツッコミ:粗品(右)

若手ながら最近ではテレビでもよく目にするコンビ。

ゆりやんレトリィバァになぜか好かれているせいやとスプーンに映った小栗旬でおなじみの粗品のコンビ。

漫才はせいやのキャラとしゃべくり漫才を織り交ぜたスタイルでやっている。

テレビでは徐々に評価されてきている彼らだが、本職の漫才でも栄冠をとるため奮闘中。

まだ売れっ子とまでは言えないものの、このⅯ-1を機に一気に飛躍を期待。

Twitter民の反応

コメント

もうダンスしているのかと勘違いしちゃうほどボケのせいやが動いていた。奇妙なせいやの動きや言葉に対して粗品が突っ込む漫才。マイクが真ん中に立っている意味があるのかという疑問が出るくらいフィールドを最大限に使った漫才。観客の笑いも取れていて平成最後に新しい漫才の手法がまた出てきたなという感じがして、実際に今回ナンバーワンの得点。上沼さんもミキより好きかもというコメントを。最終決戦への進出。

93点

 和牛

結成 2006年12月 ボケ:水田信二(左) ツッコミ:川西賢志郎(右)

スーパーマラドーナと同じく、4年連続のⅯ-1決勝を決めた実力派で優勝候補。

元料理人という異質な経歴を持つ水田と端正な顔立ちから女子人気がある川谷のコンビ。

「へりくつ漫才」といわれる、ボケの水田の突拍子もない毒舌に対しつっこんでいくという漫才の形式。

川西の、場合に応じた「もうええわ」の使い分けが秀逸。

是非、「もうええわ」に注目して見てほしい。

Twitter民の反応

コメント

最も多く優勝予想として挙げられる『和牛』。水田のひねくれ具合は去年の「とろサーモン」を彷彿とさせる。前半の漫才を伏線に水田が結局ゾンビになるという大オチにつなげた盛大な漫才だった。さすがの実力派で毎回高得点で安定している。今回も高得点で二位に位置することができ、最終決戦への進出。

91点

最終決戦(霜降り明星、和牛、ジャルジャル)

①ジャルジャル

「ゲーム漫才」ではなく中学生のふざけ合いのようなジャルジャルらしい漫才を二回目の漫才に選んだ。超シンプルなお笑いなのだが、シンプル故に誰にでも受け入れられやっている方も見ている方も楽しさを感じて自然と笑顔になってしまう平和な笑いが印象的だった。

②和牛

相変わらず完成度の高いコント漫才。今までの実績からも自然と観客の笑いが起こる。しかし個人的に面白さはどのネタも同じくらいという印象があり、とても高いレベルで安定はしているが爆発力が欠けるのかなと個人的には思った。根強いファン(特に女性)が多いので観客も同じようなネタを期待してそれに応えてくれる和牛に大きな笑いが起こる。黄色い笑い声につられてみんなネタに限らず雰囲気に笑っていた。

③霜降り明星(優勝)

今回のスター枠。体を巧みに使う演技とダンスとも思えるようなダイナミックが印象的だが顔の使い方もうまいと感じた。一回目のネタと同じくせいやの動きを粗品が説明して突っ込んでいくというスタイル。ジャルジャル、和牛は今までもⅯ-1で活躍していたが、『霜降り明星』は今回が初めての決勝戦。新しいスターの誕生に期待している審査員と観客の想いは笑いにも反映され、何をしても大きな笑いが起こるゾーンに入っていた。

優勝は霜降り明星!

本来のⅯ-1は結成10年以内という制約があったのだが現在では15年以内という若手とはいえないような条件に変わっている。そんな中とても若いまだ結成5年の霜降り明星が優勝したことは真の意味でⅯ-1優勝だと思っている。コント漫才はコントの劣化版等言われることも多いのだが、コント漫才とはまた違ったあまりにもシチュエーションがテンポよく変わる新しい漫才のスタイルで、コントでは再現できない漫才だったのが好印象。また一回目のネタでの笑いの総量、審査員の評価もすこぶる高く、その時点で相当ミスらなければ優勝はほぼ確定したような感じもしていた。バラエティーでは目にすることも増えているコンビなので、漫才師としても実力があるということを今回示せたことはとても意味がある。今後の彼らの活躍に注目していきたい。

総評

今回も新たなスターが誕生したⅯ-1グランプリ。印象としては安定感のある人たちが決勝に残っているという感じ(トムブラウンは例外)。賞レースなのでイチかバチかの芸風は途中で脱落していくのだろう。ただし個人的な好みとしてはコント漫才よりマイクの前に凛と立ち言葉を巧みに使って笑いをとるこてこてのしゃべくり漫才が好きである。今回の優勝者『霜降り明星』はまた新しい漫才のスタイルを作ったので少し違うが全体としてコント漫才が多かった。コント漫才はどうにもコントの劣化版のような気がしてしまう。そりゃ言葉よりは物やシチュエーションがあった方が笑いは取りやすい。漫才の魅力は言葉だけという制約の元言葉巧みに笑いを生み出すという物だと思う。コント漫才を最初に作った人はとても発想力が凄いと思うが、それが王道になってしまうのは「どうもなぁ」と思ってしまう私は少し古いのだろうか。今までに無い、あわよくばダウンタウン並みのスターになる可能性があるスター候補を見たいというのが自分の中にあり、そういう意味で以前から推している『金属バット』の敗者復活戦敗退は残念だった。めちゃめちゃ金属バット引きずるやん(笑) 年に一回の笑いの祭典であるⅯ-1グランプリなので来年も注目していきたい。そして今回の優勝者である『霜降り明星』にはⅯ-1優勝者として堂々と突き進んでほしい。