HIP HOP

お父さんラッパー『ZORN』 心に響くリリックとパンチラインをまとめてみた。

『洗濯物干すのもHIP HOP』….このリリックを口ずさみながら何度洗濯物を干しただろうか。生粋のZORNファン、あらかきです。

ZORNに出会って1年半、私が日々聞く曲の大半はZORNが占めています。はじめましての曲は『My life』 この曲を友達に勧められて聴いた時は天地がひっくり返るような衝撃を受けました。

そもそも、ラッパーの曲って『金、女、ギャンブル、葉っぱ』やってるぜ。そんな俺かっこいい!!みたいなものだと思ってました。

だけど、ZORNのリリックはなんですかこれ!?「お前らが生まれた日は知らない でも過ごした時間は血よりも濃い : by letter」 「金ピカのチェーンなんて持ってない 高級車にだって乗ってない でもここに誇りを持ってたい 少年のよう夢を追ってたい : by My life

金・女・ギャンブルとは真逆の

平凡な生活に感謝を見出す系リリックやんけ!!

 

等身大の自分を表現するからこそ滲み出てくるかっこよさ。My lifeを聴いた瞬間から完全にZORNに惚れました。

今回はZORNのかっこよさを色んな人にも知ってもらいたいので、ZORNの心に響くリリック・パンチラインをまとめて見ました。一回聞けば必ず好きになるでしょう。

  ZORNの心に響くリリック・パンチライン

柴又の夕焼け

ZORNの曲の中でも名作です。心に響くリリックと心地いい押韻。ZORNらしさが凝縮された一曲。

私が一番くらったのは『遠回りをした人生にしか咲かない花もあるって』というリリック。私が人生とは何か、何が幸せで何が成功なのか。まさに人生を暗中模索していた時期に「遠回りをしてもいいんだよ、そんな人生も素晴らしい人生なんだよ。」と言わんばかりのリリックに何度も救われました。

このリリックはZORNだからこそ書けるものだと思います。ZORNは「新しい日々」という曲の中で少年院時代を振り返っています。

遠回り でも損じゃない
大事なもん見つけたそん中に
昨日があり 今日があり
明日はもっと思うままに
いっぱい失敗 人間だもの
悩みも真剣な証拠
振り返ればチンケな事
もう洗い流し 笑い話

様々な経験をしたからこそ今がある。失敗しても笑い話にして流そう。

かんおけ

生と死について書かれた曲。子供の頃におばあちゃんが不治の病で亡くなってしまったことを受け、人の死についてZORNらしい言い回しで語られている。

ZORNは人生は時間が限られておりいつ死ぬかわからないという考えをこう表現している。

誰の人生も着火済みのろうそく
生まれた時がスタートで死ぬまで落ちる砂時計 だけどガラスは曇ってて 残りの砂は見えない

これを受け、次のように展開。

死ぬ前にどう生きてく
死ぬ前にこう生きてる
死ぬ前に放棄したら
死ぬ前にもう死んでる
死ぬ前に人を愛す
死ぬ前に家族にキス
死ぬ前に何か残す
死ぬ前にありがとうを言う

人間いつ死ぬかわからない、死ぬまでの時間は着々と進んでいる。だからこそ死ぬ前に目一杯生きよう。ZORNがこの曲で一番伝えたかったことだろう。

そして最後に「未来は俺等の手の中 今動いた嫁のお腹

これは痺れました。こんな展開の仕方があるのかと。おばあちゃんの死からの新しい生命の誕生。ZORNの死生観が伺えます。

Letter

この記事のタイトルに「お父さんラッパー」と書いたのはZORNには娘がいるからです。でも血の繋がっていない娘。letterはその血の繋がってない娘たちに書いた曲です。

本当の父親じゃないことの葛藤や苦悩がリアルに描かれています。

娘が3歳と1歳の時に初めて会い、初めは懐いてくれなくて2年後に初めて「パパ」って呼ばれた時の喜び。娘たちが日々成長していく喜びと大人になるにつれて父親離れしていく悲しみをうまく表現しています。

自転車の補助輪は 外れてく徐々にな
健やかであれ それが望みさ
大人まで俺の奢りだ

あとどのくらい風呂に入れる?
あとどのくらい隣で寝れる?
あとどのくらい髪に触れる?
あとどのくらい手を繋げる?

 

娘が成長し反抗期になって自分のことが嫌いになったとしても

本当のパパじゃないじゃんって家を飛び出しても夜中玄関に鍵かけない

洗濯物べつでもまあOK 金づるでいい 買い物誘え

友達みたく話そうぜ たまには本音で言い争って

……….泣ける。本当にこんな父親になりたいです。

 

そして最後に「お前らが生まれた日は知らない でも過ごした時間は血よりも濃い」というパンチラインで締めくくってます。

  感想

今回はZORNの数ある曲の中の一部だけ紹介しました。ZORNの曲は全部かっこいいのでこの記事をみて好きになったら他の曲も聴いて欲しいです。(震エテ眠レ、Walk this way、葛飾ラップソディー、Life goes on、夕方ノスタルジー etc..)

ZORNがかっこいいのは、こんなに売れてるのに建築会社で週6で働いていることです。私がZORNのワンマンライブに行った時、最後の曲を歌い上げた後にこのように言いました。

「あした仕事で朝6時に起きないといけないんで、帰りますね!」

この言葉に会場がどっと盛り上がり、これぞ「ZORN」だ!って感じになりました。

 

みなさんにも是非、ZORNの魅力が伝わればなと思います。

次はZORNのライブ会場でお会いしましょう。